2016/02/19

思ったことを言葉にしていく

表題は今日の自分の手帳に記した言葉です。

昨日、1年以上前に手紙を書いた友から贈り物が届きました。
添えられていた手紙に長らくの音信不通を詫びる文章とともに、
最近のコミュニケーションはメール1行を重ねていくチャット方式で、
机に向かって自分と向き合うという行為がとてつもなく遠くなっていることを実感している
と書かれていました。

そして、彼女へ以前書いた手紙を思い出してみると、
彼女に宛てているようで、実は自分に向かって書いていたような気がしました。
私は手紙を書くのが好きで、もちろん相手のことを想いながら書いているのだけれど、
本質的には、相手へというより、自分と向き合うために必要だから行っている行為なのかもしれないと思いました。

表題に戻ると、日々日々で忙しく過ごしている中でも、
書き記しておきたい想いやいろいろがあって、
変化していくものもあれば、変わらないこともあって、
その一つ一つがとても愛おしいように思える時もあって、
忘れ去ってしまわないように、忘れても思い出せるように、
言葉にして書き残しておきたいなとここ最近思うのです。

日記、つまり日々を記す。

子どもの頃は毎日書いていたけど、最近は歯抜け状態の手帳兼日記帳を見て、
なるべく書くようにしようと思いました。

今年の手帳の最初のページには、

実に人生には思いがけないことばかりが多いものです。
ことに家庭の日々はほとんど大小の予期しない臨時の出来事をもって満たされているようなものです。無事の日を常と思わず、むしろ心がかりのあることを人生普通のことと思うように、我が心を鍛えておかなくてはなりません。そうして、無事の日を特に与えられた恵みの時として感謝し喜びもしたいと思います。

という羽仁もと子さんの文章が書かれていて、本当にそうだな、と。
本当に毎日予期しない臨時の出来事で満たされている・・・。
今年の手帳を手に入れたときに「無事の日を常と思わず」の横に線を入れてしまいました。

このブログもそうで、忙しいのを言い訳に滞りがちですが、
私たちの日々の記録として、なるべく日々の出来事や農園の様子を書き記していきたいなと改めて思いました。

そして、今日の出来事。
みそづくり。
朝からストーブの上で大豆を煮ています。大豆2.5キロ。

わかきが幼稚園から帰ってきてから、味噌づくり開始。
茹でた大豆をひたすら潰す、潰す。
わかきは暑くなってきたので肌着一枚になってました。
汗をかきかき、杜氏にでもなった気分(笑)?
一番楽しみな味噌玉投げ!

投げた!
う~ん、まだ力強さが足りんなぁ(笑)。
力いっぱいバスバス投げ込む私を見ながらも、マイペースに味噌玉を投げてました。
この後、カメいっぱいに投げ込んで終了。

今年は味噌づくりは無理かなぁと思っていたのですが、
ほぼ毎日飲むみそ汁、やっぱり手前味噌がないとさみしい・・・ということで強行しました。

案の定、ひよはぎゃんぎゃん途中で泣き始め、
わかきを指導?しながら(粘土遊びじゃないんだよ!)、ひよをあやし、
途中でオムツかえたり、乳やったり、汗だくで髪振り乱して味噌をつくりながら、
私なんでこんなことやってんの?!と切れそうになりながらも、
なんとか最後までやり切りました。この達成感(笑)。

この時の自分を支えたのは、「ここで頑張れば、半年は味噌が食べられる!!!」という想い(笑)。
梅とか、味噌とか、漬物とか、保存食に共通することは、
作業は大変だけど、1日の頑張りで1年分とか、半年分の食料が確保できるということ。
ここで頑張るか頑張らないかで後が違う。
だからやるしかない、農家の意地です(笑)。

あまりに疲れたので、夕飯はたけちゃんにお願いしました。
たけちゃん得意のトマトソースのパスタ。
おいしかったです。ありがとう!
ひと汗かいた後で腹ペコだったので、大盛パスタをたいらげたあと、ご飯を一杯食べちゃいました。
家事も育児も体力勝負なので、ちゃんと食べとかないと(笑)。

ということで、今日も無事に(無事じゃないけど?!)終わった~(笑)。
もう2時近い、早く寝よう。。。